前にも書きましたが。
中学受験において併願校をの決定は、とても大切なことです。
なぜなら、本来は志望校に充分合格できる実力を持っている子でも、
当日の体調やメンタルによって実力を出し切れないことは必ずあるからです。
親はその最悪の事態を想定しておかなければなりません。
また、その逆パターンもあります。
併願校に合格できたことにより、志望校受験の時に、実力を最大限発揮できる!こともあります。
友人の話になりますが、
お子様はサピックスの第一志望合格可能性が80%を安定して出ていたため
第一志望は絶対に合格するだろうと思い
1月受験を検討せず、
2月1日に、第一志望を受験という選択をしたご家庭があります。
サピックスの志望校の合格可能性は、平均して80%を出しており、ご両親は合格を信じていたのかもしれません。わざわざ1月受験をしなくても大丈夫と。
しかし、結果は第一志望校不合格になってしまいました。
まさか、まさか!!の結果に、
焦り、、、その後受けられる学校を出願をしたそうです。
結局、優秀なお子さんですので、第一志望じゃないにせよ、合格はいただけたようですが、
消化不良の結果となってしまい、
お母様は、しばらくお子さんの結果を受け止めることができなかったそうです。
いきなりの
第一志望の不合格は、親も子も正常なメンタルが保てなくなりますし、
ましてや、第二志望校も不合格だとしたら親は混乱状態となり、
頑張っているお子さんへの影響も出てしまいますよね。
こんなことになっては、絶対にダメだと思います。
他の子が遊んでるのを横目に塾へ行き、一生懸命勉強をしてきたのだから
お子さんに合格!!を体験させてあげるのも、親の役目だと思いました。
サピックスのテストが12月上旬で終わってしまい、
本番までにだいぶ時間があいてしまうため
1月の受験は大切で、この中だるみの時期に必ず経験しておくべきだと考えます。
高く跳ぶためには、必ず十分な助走が必要です。
お子さんの為にも十分な助走をさせてあげてください。
これから受験を控えていらっしゃるかたは、絶対に1月受験を検討してください!!
我が家では1月受験は以下のように考えて受験しました。
1月11日(水)栄東A日程
栄東は、点数開示をしてくれるため、自分がどれだけ得点できたのかが明確にわかり、この時期とても大切な指標となる。
また、高得点を出すと、東大特待クラスに、特待生として入学できるため、1年間または3年間授業料などが免除されます。
我が家では、本番に備えるためにも必ず受験すると決断しました。
結果、東大特待(1年間免除)で合格をいただけました。
1月22日(日)渋谷幕張
正直、、、
渋幕はサピックスのテストでも最初は、合格可能性20%で、
その後も50%か60%の合格可能性が限界でした。
面談時に、サピの先生にも、
息子の志望校とは試験の内容が全く違い、算数の部分でも難しいので、受けないことをすすめられました。
面談後、悩みました。
しかし、逆に考えれば、ピンチはチャンス!
もし、合格できたのなら、
息子は、とてつもない喜びと達成感を味わうことができる。
また、自信を持って第一志望校への受験に向かうことができ、
第一志望の合格も見えてくる!!
いつも以上の力が出せると考え受験させました。
もちろん、落ちた場合は・・・
息子なら、志望校は絶対に合格してやるぞ!という強い決心を改めて持ってくれると信じました。
どちらの結果にせよ、息子なら乗り切ってくれる!!と信じて渋幕の受験を決意しました。
試験はとてつもなく難しかった、、と言っていたので不合格かと思いきや
これが合格してしまったのです!!
なんということ!!!!
息子の喜びようは、すごかったです 😯 この結果が息子を勢いづけてくれたに違いありません。
1月25日(水)立教新座
奇跡が起こり、渋幕に合格できたため、体調等を考慮して、立教新座の受験はしませんでした。
ここから、本番へ向けて体調を本気で整えます。
息子は、この日からから小学校をお休みすることにしました。
我が家は、いきなり本番受験に挑むよりは、助走を長くとることにより、
1月の合格の切符を持たせ、本番に挑むという選択をしました。
この結果が、2月受験にとてつもなくいい影響をもたらせてくれました。
以前、ご紹介したまんが「2月の勝者」の名言でこんな言葉があります。
「2月1日の本番その日まで、学力は伸びます」
という言葉通り、この意味がやっとわかりました。
子供の学力は本番受験を通して伸びるということなのです。
ならば、1月受験は必要だと皆さん思いませんか?
2月に本命があり
1月受験を悩まれている方に少しでもお役に立てたらと思います。
この時期寒いですが、体調管理に気を付けて頑張ってください!
また更新します。